今回イベントに持っていくウォッチガーディアン(長いのでトゲ男とします)の制作過程を順番追ってご紹介していきます。
こんな風に出来てんのか~と、まぁお話のタネにでもなればと思います。
さて作り始めるか、となった時、だいたいは写真やら映像やらの資料を探しまくります。
いい具合に資料も揃ってくると頭ん中でだいたいの完成イメージがまとまってくるので、今回は胸像なのでその部分から作り始める。
開始当初は勢いつき過ぎてて等身大バストで作ろうかと思ったけど、冷静になった自分ナイス。
という感じでさっそく開始。 そこいらにあった木片に針金ぶっ刺して芯にして、そこに100均で買ってきた紙粘土をモリモリッとしてだいたいの大きさを出す。
片目部分は着脱式って決めてたので金属球を埋め込んどく。
紙粘土は乾燥するのに一昼夜くらいかかるのでそのまま放置。
その合間に今度はパソコンでイラストレーターで時計部分のデータ作成。
資料写真とかから大まかな形状をトレースし、それを整理してから作りたいサイズに縮小して印刷する。
今度はそれをプラ板に貼り付けて切り出したり削ったり。 んで出来上がったのが下の写真のもの。
トゲ男は時計の集合体なのでこいつを一杯使う。 毎回プラ板から切り出していたらおっそろしく時間かかるのでまずシリコン型を作る。
数回抜ければいいので硬化剤を親の敵くらい入れて速攻で固める。
4つほど抜けたら今度は原型と合わせて並べて計5つにしてまた型取り。
今度は10回くらいは抜きたいので硬化剤はほどほど。
硬化剤を一杯入れると速く固まるかわりに型が脆くなってしまう。
これでだいたいの下準備は出来たので、前日から放っておいた胸像部分へ。
乾燥して固まってるので、そこにシンナー塗ってスカルピーをモリッと。
シンナー塗るとスカルピーが溶けて紙粘土に食い付いてくれる…気がする。
スカルピーを盛ったり削ったり撫でたりしてなんとなくそれっぽくしていく。
hideさんに似るようにやってみようかと思ったけど、まぁそういうの苦手なので骨格やら筋肉の流れがまぁまぁ人間のそれでありゃいいか、という感じで焼酎片手にサッサとやってしまう。
んでこの作業の合間に先に作った5連時計の型に樹脂を流して量産。 10回もやれば50時計。 こんだけありゃいいだろと。
10回終わる頃には胸像部分もおおよそ完成なのでオーブンで一回焼いてスカルピー硬化。
こんな感じで下準備が全部完了。
次からいよいよ時計貼り付け作業。 完成形が見えてくるこの辺りからが一番楽しい一時です。
ではでは。
店主